山で使用するサングラスを選ぶ際の、フレーム構造についてご紹介していきます。

 

上から横から下から、色々な角度から光は侵入してきます。

他のスポーツよりも紫外線の影響が大きいので、しっかり顔や目の保護が出来る構造のフレームを選ばなくてはなりません!

 

まず大切なのは、お顔の大きさにあったものが重要です。

大きすぎると顔との間に隙間が多く空き、そこから紫外線・砂・風などが侵入してきます。

ゴーグルのような顔との隙間が全く無い構造が理想ですが、それではレンズが曇ってしまいます。

また、暖かい時期であれば、肌に触れる部分が汗でビショビショになり、不快な思いをする事でしょう。


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※雪山を除いて、ゴーグルタイプは避けましょう

適度に通気があり、軽量で長く掛けても疲れ難く、壊れ難いシンプルな構造で、金属製よりもプラスチック製が望ましいです。

簡単にレンズが取り外しの効くような、利便性が高いものもお勧めです。

 

縁が全くないものや、レンズを糸やワイヤーで吊っているタイプのものはお勧めしません。


突然のアクシデントにより、レンズが割れたり、外れたりすることがあるからです。


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※強い衝撃が加わった際に、破損しやすい

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※糸が切れて気が付いたらレンズが無くなっていたという事も…

 

視力矯正が必要な方ですと、レンズの湾曲が強いと歪んで見えてしまい、距離感の違いが大きく出てしまいます。

視力測定で出た数値から、カーブレンズの処方値に変換したサンプルを体験して頂き、見え方が大丈夫かどうか判断して頂きます。

カーブの見え方が駄目だったとしても、見え方が普段と変わらない、しっかり保護できる構造の商品をご紹介しますので、ご安心下さい。

 

ノーズパットの部分が鼻にフィットいない場合は、ノーズパットの位置の調整や、大きいものへ交換します。

レンズが頬に触る場合や、レンズの形がお顔に合わない場合は、レンズのサイズやシェイプを変更して製作します。


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※脱着式のサイドカバーや、風防仕様になっているものも多数有り


 

●シチュエーション別お勧めフレーム

 

①富士登山…オードビーオリジナルZ4

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強風・突風・砂嵐などから目を保護するための風防付きフレームがお勧め。

富士登山ガイドの方にも実績があり、度付製作において強度数(S-10.00)にも対応。

保護性…○

軽量…○

通気性…△

フィット感…◎

レンズ交換…×

視力矯正…◎

 

②縦走登山…OAKLEY / FLAK2.0  &  RUDY PROJECT / STRATOFLY

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ノーズ・イヤーゴム搭載でフィット感良く、レンズはハーフリムで通気性も良い。

平均的にスペックが良いので、安心して山でも使用できる。

保護性…○

軽量…◎

通気性…◎

フィット感…◎

レンズ交換…◎

視力矯正…△

 

③日帰り登山…RH+ / STYLUS JAPAN (RH851S)

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軽い掛け心地は他にないものがあり、普段メガネやサングラスをしない方でも抵抗なく掛けられる。

保護性…○

軽量…◎

通気性…◎

フィット感…○

レンズ交換…×

視力矯正…△

 

④雪山登山…OAKLEY / RACING JACKET

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フルリムで保護性が高く、簡単にレンズ交換もできる機能付き。

ヘルメットとの干渉が無いようテンプル(つる)が短い。

保護性…◎

軽量…△

通気性…△

フィット感…○

レンズ交換…◎

視力矯正…△

 

⑤トレイルランニング…SMITH / REACTOR MK2

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トップ選手も使用するモデルで、レンズはやや大きめで保護性が高い。

ノーズ・イヤーゴム搭載でズレ難く、レンズ交換も容易に行え、ロングディスタンスのレースの際は、レンズカラーを使い分ける事ができる。

保護性…◎

軽量…○

通気性…◎

フィット感…○

レンズ交換…◎

視力矯正…△

 

⑥マウンテンバイク…CEBE / UP SHIFT

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顔と目をしっかり保護するデザインで、レンズが曇り難いようベンチレーション加工が施されているのがうれしい。

フィット感を高める特殊形状のイヤーデザイン採用。

保護性…◎

軽量…△

通気性…○

フィット感…◎

レンズ交換…×

視力矯正…○

 

キャンプ…OZNIS / COMBO 01&02

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山でも街でもファッショナブルに掛けられる。

高性能な偏光レンズが搭載されており、キャンプ先でのフィッシングや、行き帰りの車の運転時にもお勧めできる。

保護性…○

軽量…○

通気性…△

フィット感…◎

レンズ交換…×

視力矯正…◎

 

高地&極地…JULBO / CHAM

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昔ながらのスタイルで、信頼・実績の高さから今なおファンが多くいます。

ヒマラヤトレッキング、南極観測隊などで使用され続け、カテゴリー4レンズ(高エネルギー波長帯カットレンズ)を搭載したラインナップ有り。

保護性…◎

軽量…△

通気性…△

フィット感…○

レンズ交換…×

視力矯正…○


サングラスと併用して使いたい「曇り止め」はこちら↓

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※ウェットティッシュタイプで使い方簡単!
ポケットやサコッシュなどに1枚入れておいても邪魔にならない大きさ。


その他にも、色々なデザインやカラー等、バリエーション豊富に取り揃えております。

サングラス専門店ならではの品揃えとなっており、試着もご自由にお試し頂けます。

是非、一度お店に遊びにいらして下さい!

オードビー大阪 難波

https://eaudevie-osaka.com

★まず、お勧めしたいレンズが「調光レンズ」という、紫外線や光に反応して色が変わるレンズです。


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スタートが無色透明で、そこからグレーやブラウンに着色するレンズです。

あまり日が射さない樹林帯ではレンズの色は薄いままで、稜線のように日が射す場所では濃く変わってくれます。

状況に合わせて勝手にレンズの色が変わってくれるので、眩しい時だけ掛けるのではなく、常に掛け続けられる為、どんな時でも紫外線や突如起こりうる危険から目を守ってくれるのです。

視力矯正が必要な方であれば、サングラスからメガネへ掛け替える手間が省けますので、結果的に荷物を軽くする事にもつながります。

 

色の変わり方ですが、グレーは色味が変わらず自然に見え、ブラウンは明るくクッキリ見えます。

感じ方は人それぞれ差がありますので、どちらが良いとは言えませんが、山ではブラウンに変わる方をおすすめしています。

理由としては、霧が発生したり、雲に覆われた際に、ブラウンの方が明るく視界が保てるからです。

また、紫外線よりエネルギーの強い青色光は、グレーよりもブラウンの方が、カット率が高いからです。

ただ、写真を撮るのが好きな方ですと、色味が変わる事を嫌うと思いますので、自然に見えるグレーをお選び下さい。

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※グレーレンズで見たとき

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※ブラウンレンズで見たとき

 

調光レンズにも注意すべき点があります。

 

①調光機能の寿命

使う頻度にもよりますが、色の変わる寿命が約3(使う頻度により前後します)と言われており、徐々に色が変わり難くなります。

どんなレンズにせよ、紫外線によってレンズ表面のコーティングは劣化しますので、3年~5年を目途に交換をおすすめしています。

 

②気温が低いほど濃く変わる

標高が高くなるにつれて気温も下がります。

紫外線が強い状況にプラスして、気温が低いとレンズは一番濃い状態になっています。

晴天であれば問題ないですが、曇っていてもレンズは濃いままなので、暗く感じてしまいます。

雪山では2つの条件が揃い、必要以上にレンズが濃くなってしまう為、注意が必要です。


 

★次にお勧めのレンズが「偏光レンズ」という、光の乱反射を抑えるレンズです。

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レンズの間に特殊なフィルムが挟まれており、余計な光のみカットし、すっきりとした視界が目の前に広がります。

空からの光は、レンズの濃さで光の透る量を調整すれば、眩しいのを防ぐ事ができます。

ですが、地面から反射してくる光は、偏光レンズでないと防ぐ事が出来ないのです。

また、光は色々なものに反射しますので、葉や草木、空気中の塵や埃にも反射します。

せっかく苦しい思いをして登って来たのに、山頂からの景色が反射した光によって、白くモヤがかかって見えてしまうと、残念でなりません。

偏光レンズであれば、余計な光をカットし、遠くの山々の稜線がくっきりと見え、自然の美しさに感動することでしょう。


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※水面が反射しているのがわかります

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※偏光レンズを掛けてみると、反射が抑えられ景色が綺麗に見えます 


偏光レンズにも注意すべき点があります。

 

①レンズの色の濃さ

調光レンズと違い、レンズの濃さは常に一定ですから、あまり濃いレンズカラーを選んでしまうと、眩しい時だけにしか掛けられなくなります。

樹林帯でも目の保護として掛ける事を考えれば、透過率が30%以上あるものか、ブラウン系のコントラストや明るさを保つレンズカラーがお勧めです。

 

②水平で見ている時にだけ反射がとれている

偏光レンズに使われている特殊なフィルターは、横波の反射をカットするよう設計されており、掛けている本人の顔の角度が傾いた時には、反射がとれなくなります。

 

③液晶画面に干渉する

普段良く目にするスマホの画面や、デジタルの腕時計やカメラなどの液晶画面にも、偏光レンズと同じフィルムが使用されています。

偏光フィルムが交わる角度では、真っ暗で何も見えなくなってしまいます。


 

★最後にお勧めするレンズが、「コントラストレンズ」という、物の輪郭がクッキリ見えるレンズです。


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特殊な染料や、コーティング技術により、光の波長をコントロールすることで、コントラストを高めます。

実際の見た目でいうと、ピンクやオレンジ、イエローなどになります。

視認性が上がる為、判断力が上がり、つづいて行動力が上がりますので、結果的にパフォーマンスの向上につながります。

情報量の多いスポーツ向きと言えますので、山であればトレイルランニングや、マウンテンバイクなどのスピードが出る用途に向いています。

 

調光レンズの注意すべき点でいえば

 

①眩しさを防ぐ力は弱い

透過率が高く、明るくクッキリ見るレンズですので、反対に眩しさを防ぐ力は弱いです。

 

②色味の変化が大きい

コントラストが高いという事は、色味の変化が大きい事になります。

サングラスに慣れていない方ですと、目が疲れたり、酔ってしまったり、距離感が普段と違って見えたりします。


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※グレーレンズで見たとき

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 ※コントラストレンズで見たとき

 


これまで
3種類の機能性レンズをご紹介してきましたが、実際に店頭で見え方を体験して頂きたいと思います。

使う方の使用用途や使用環境によって、ベストであるレンズは違ってきます。

縦走しながら何泊かするような行程や、状況の変化が大きくスピードもでるトレイルランニングなどでは、どのシチュエーションでも対応できる調光レンズコントラストレンズがお勧めです。

日帰り登山やキャンプ、スノーシューなど軽い山のアクティビティや、視力の矯正が要らない方、日常での車の運転やUVケアとして併用したい方には、偏光レンズがお勧めです。

 

今までサングラスをされてこなかった方の中には、暗く見える、色が変わって見えるのが嫌だとか、重くて長い時間掛けていると疲れるなど、理由が様々あると思います。

色々とお話をお伺い出来れば、お一人お一人に合った最適なレンズやフレームをご提案をさせて頂きます。

お困りの事があれば、何でもご相談下さい!

次回は、山でお勧めのフレームをご紹介します。

オードビー大阪 難波


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私は山でのアクティビティが好きで、釣りや登山を楽しむ際に、自分以外の人たちがサングラスを着用していない事に驚かされます。

釣りにおいては、「偏光グラス」が道具の一つとして認識されており、ほとんどの方が着用する様になりました。

ですが、残念な事に登山においてはまだまだ普及していないのが現状です。


たとえ1000mに満たない低山といえども、山では危険が多く、自分の身は自分自身で守らなければなりません。


なかでも一番危険とされるものが「紫外線」で、目で見て確認する事が出来ない有害な光ですので、とても厄介です。

 

標高の高い山では、紫外線の量が街の低地と比べ非常に高く、標高が1000m高くなるにつれて10増加すると言われています。

さらに快晴時には、15増加した観測記録もあり、日本アルプスで人気がある穂高岳や白馬岳、乗鞍岳などでは、換算で40も増加する事になります。

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※曇っていても、何も遮るものがない稜線上は、紫外線がかなり強い

サングラスやメガネを何もしない状態で登山を続けると、紫外線が角膜にダメージを与え、炎症で強い痛みが出て、白目が充血してしまう「雪目」を発症します。

また、紫外線よりエネルギーの強い青色光は網膜まで達してしまい、「白内障」「黄斑変性症」などの怖い病気にもつながります。

肌と違い、目にUVクリームを塗るわけにもいきませんので、しっかりと目を保護するサングラスの着用が必須となります。

 

紫外線以外にも、山では目を脅かすものがたくさんあります。

富士登山を経験された方ならご承知かもしれませんが、強風がいろいろな方向から襲ってきます。

下山した時には、鼻や耳の穴の中が砂で真っ黒になってしまうほどです。

地上よりも突風が発生しやすく、砂が舞い上がりやすい環境の為、風でコンタクトレンズが外れたり、砂で目を傷つけたり、視界を失わない為にもサングラスの着用が必須となります。

富士山頂上
※富士山頂上での写真。強風や砂嵐で、しかめ面や、手で顔をふさいでる人がいます

 


風や砂の影響を受け難い樹林帯でも危険が存在します。

張り出した木の枝で目を怪我したり、が飛んできて目に入り気持ち悪いおもいをしたり、突如起こりうる危険から目を保護しなければなりません。

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※樹林帯でも、草木の枝や葉、虫などから目を守らなくてはいけません 

これまでご説明してきた様に、普段の生活と比べ、過酷な状況で行うスポーツですから、装備品にはしっかりしたもの選ばなくてはいけません。

山でサングラスを「しない」という選択肢は無いと思って下さい!

人の情報入力の8割は視覚からなので、自分の身を守るためにも、目を完全に守る必要があるのです。


次回は、山でお勧めのレンズについてご紹介します。


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