kodak偏光レンズの販売元であるSAビジョンさんより、新しい調光レンズ「Cool View Photo クールビューフォト」が発売されましたので、ご紹介したいと思います。

Cool View Photoは、以前ブログでもご紹介したCool View Singleに調光機能が備わったものになります。

まずは、ご存知の方も多いと思いますが、調光レンズがどんなレンズなのかを簡単にご説明します。

色の付いていない透明レンズの状態から、紫外線にあたるとレンズの色が濃く変わり、1つのレンズでメガネとしてもサングラスとしても使える便利なレンズです!

調光レンズの詳しい説明やおすすめの使用用途などは、過去の当店ブログを是非ご覧下さい。

今回新たに発売された調光レンズですが、前々からこんな調光レンズあったらいいのになぁ~て思っていたものでした。

調光レンズは、レンズの色がオートマチックに変わり、どんなシチュエーションでも掛け続けられるので、それだけでも十分な機能なのですが、プラスαの機能も欲しいと思っていたものが現実となりました。

プラスαの機能その①…HEV高エネルギー波長帯(ブルーライト)をカット!

紫外線に次いで目の健康に影響をおよぼす可能性があるHEV高エネルギー波長帯は、角膜、水晶体を透過して網膜まで到達します。

紫外線は白内障や翼状片などの目の病気の原因となる可能性があるとされており、HEV高エネルギー波長帯は加齢黄斑変性症の原因となる可能性があるとされています。

特に標高の高い山でのアクティビティ(登山やキャンプ)では、紫外線もちろんHEV高エネルギー波長帯も増えるため、地上よりもダメージを受けやすいのです。

プラスαの機能その②…人が眩しいと感じる黄色波長帯をカット!

人が最も眩しいと感じる黄色波長帯を、特殊技術によりピンポイントでカットする事で、他の赤色や緑色が鮮明に見える様になり、コントラストが向上します。

コントラストが向上する事で、見たいものがクッキリと見えるよう視覚をサポートします。


実際に店頭で体験頂けるようにサンプルをご用意致しました。

●色の変わる前がこんな感じ。
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●透過率はブラウン、グレーともに約85%(クールビューシングルは約90%)で夜間使用可能
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●完全な透明ではなく薄いブルーグレー
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●紫外線に当たるとこうなります。
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●透過率はブラウンが37%、グレーが36%(気温22度で直射日光を15分照射)
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今回のCool View Photoは、アウトドアでの使用はもちろんですが、日常の目の健康を守るレンズとしてもおすすめです!

色が変わっていない状態でも防眩効果が期待できるため、室内の照明や、パソコンやスマートフォンの液晶画面の眩しい光を和らげてくれます。

調光機能も持つ事により、メガネからサングラスに掛け替える手間も省けます。

特に度付きサングラスをご検討されている方や、通勤で自転車に乗られる方、登山で何日も縦走される方におすすめのレンズです。

今のところ、度無し、度付き単焦点レンズは対応しておりますが、遠近両用レンズや、スポーツカーブレンズは残念ながら対応しておりません。

調光機能を持たない、Cool View SingleやNeo Contrast、See Contrast、Sight585も是非、体験してみて下さい。

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6月28日追記
Cool View Photo クールビューフォト分光表
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