11月1日より新たに取り扱いブランドが加わりました。
「CRYSTAL クリスタル」
2018年に台湾でスタートした偏光サングラスブランドで、傷に強く歪が少ない『ガラスレンズ』を採用しているのが特徴です。
●そもそも『ガラスレンズ』って良いものなの?
23年間メガネ業界に携わっておりますが、ガラスレンズを販売する機会は年に数組かっていうレベル。
プラスチックレンズに比べて<重い><割れやすい>というネガティブなイメージも強く、特にスポーツグラスを専門に扱う当店では、<軽量><割れにくい>といった性質をもつプラスチックレンズを優先しています。
「ガラスレンズじゃなきゃダメ!」っていうお客様の例として、宝石の鑑定士さん、顕微鏡を見る研究者さん、レンズの厚みを薄くしたい強度数のお客様などが挙げられます。
宝石の鑑定士さんで言えば、ガラスレンズの持つ<透明度が高い><歪が少ない><屈折率が高い>という性質を求められます。
プラスチックレンズは、薄くしたり、紫外線カットを施す際に混ぜ物を加わえますので、一見綺麗な透明レンズに見えても濁りや黄ばみが生じてしまいます。
倍率の高いルーペで純度の高い宝石を鑑定するシビアな世界ですから、僅かなレンズの濁りも見抜いてしまうのでしょう。
「ガラスレンズじゃなきゃダメ!」っていうお客様の多くは、ガラスの持つ<傷に強い>という性質よりも「見え方」を優先しているように思えます。
各レンズメーカーがガラスレンズから手を引いていく中、見る事にシビアなお客様にとって、「CRYSTAL」のようなガラス製偏光レンズで勝負するブランドはめちゃくちゃ貴重な存在なのです!
●ガラス製ってだけじゃない!
CRYSTALのガラス偏光レンズは、ブランドマネージャーEdwardさんのお父さんが経営されている台湾のレンズ工場で製造されています。(主に海外のスポーツサングラスにOEMでレンズを供給している)
デモンストレーションで、ミラーコーティングされたレンズの上にハサミを走らせます。
比較するために用意されたポリカーボネートレンズは予想通りの結果で、CRYSTALのガラス偏光レンズには傷が付きません。
ミラーコーティングがレンズ表面ではなく内側に施され、硬くて傷が付きにくいガラス素材をレンズ表面にセッティング。(あとで調べたら今までも存在した技術みたい)
それよりも僕がとても驚いた技術が「COLOR ENHANCING TECH」というもので、色をしっかりと表現し裸眼よりも鮮明に見える技術。
スポーツグラスにはコントラストを上げる技術は結構使われてますが、CRYSTALのはちょっと違っていて、色味の変化が少ないはずのグレーカラーなのに、赤や緑が鮮やかに見える!
例えるなら、テレビの4KとかHDRの映像を見ている様な感覚になります。
ガラスレンズの持つ透明度が高く、歪が少ない性質に加えて、コントラスト機能もあるって単純に凄いな。
残念ながら「COLOR ENHANCING TECH」はミラーレンズタイプにしか対応していないようです。
UVカット機能は、紫外線に加えてエネルギーの強い425nmまでをカットするグレードの高い「UV425 PROTECTION」を備えています。
反射を抑えるチカラは「偏光度99.5%」と完璧!!
●日本のブランド?って勘違いしそうなフレームデザイン
CRYSTALのフレームには注目すべき点がいくつかあります。
レンズを装着するフロントには「TR90」という樹脂素材を使用し、耳に掛かるテンプルには「アセテート」という繊維素材を使用しています。
レンズ側にアセテートではなくTR90を使用する理由としては、軽量で変形しにくい樹脂素材の特徴を生かし、偏光レンズへの負担の軽減や、掛けた時の重さが前方に集中しないようにする為です。
アセテートは熱に弱く膨張したり縮む事があるため、偏光レンズへ負荷が掛かれば、偏光性能を発揮する事ができなくなります。
反対にテンプルへTR90を使用しない理由としては、お顔に合わせた際に、耳の位置や頭の形にあわせて調整が出来るようにする為です。
フレーム全ての素材をTR90で構成した方が安価で仕上げられますが、性能を引き立てる目的であったり、掛け心地の良さを追及して素材を変えているところが、日本の製品に相通ずるものがあって共感させられます。
ノーズパッドもしっかり高さがあって、多くの方にフィットすると思います。
●日本由来のモデル名が親日感があって嬉しい♪
「KIMURA」「YOI!」というモデル名についてEdwardさんに伺ったところ、台湾ではカッコイイ男性のイメージが『木村拓哉さん』らしいです。
「YOI!」については日本語の『良い』からきているみたい。
結果的にネーミングが気に入ってこの2モデルをセレクトしたわけですが、デザインも「KIMURA」はボリューム感のあるウェリントン型、「YOI!」は個性的なクラウンパント型で、どちらのモデルも凄くイケてます!!
「KIMURA」¥31.900(ミラー) ¥29.700(スモーク)
「YOI!」¥31.900(ミラー) ¥29.700(スモーク)
ちなみに皆さんが1番気にしてる重量ですが、「KIMURA」が39g、「YOI!」が33gとなってます。
僕がスポーツグラスとして愛用するXAZTLANのCHEROKEEと実はあまり変わらないのにビックリしました!
将来的に正規輸入代理店ができれば、供給やアフターが安定すると思います。
それまでは日本でも限られたお店でしか手に入りませんので、是非、店頭でお試し頂き「CRYSTAL」のガラス偏光サングラスの素晴らしい性能を体験してみて下さい!
オードビー大阪 難波
<thanks >
@crystalrgb425
@chosehow
@soeyewear
@optic_smith
@louis.tsang
@d.katori
@boot_eye
「CRYSTAL クリスタル」
2018年に台湾でスタートした偏光サングラスブランドで、傷に強く歪が少ない『ガラスレンズ』を採用しているのが特徴です。
●そもそも『ガラスレンズ』って良いものなの?
23年間メガネ業界に携わっておりますが、ガラスレンズを販売する機会は年に数組かっていうレベル。
プラスチックレンズに比べて<重い><割れやすい>というネガティブなイメージも強く、特にスポーツグラスを専門に扱う当店では、<軽量><割れにくい>といった性質をもつプラスチックレンズを優先しています。
「ガラスレンズじゃなきゃダメ!」っていうお客様の例として、宝石の鑑定士さん、顕微鏡を見る研究者さん、レンズの厚みを薄くしたい強度数のお客様などが挙げられます。
宝石の鑑定士さんで言えば、ガラスレンズの持つ<透明度が高い><歪が少ない><屈折率が高い>という性質を求められます。
プラスチックレンズは、薄くしたり、紫外線カットを施す際に混ぜ物を加わえますので、一見綺麗な透明レンズに見えても濁りや黄ばみが生じてしまいます。
倍率の高いルーペで純度の高い宝石を鑑定するシビアな世界ですから、僅かなレンズの濁りも見抜いてしまうのでしょう。
「ガラスレンズじゃなきゃダメ!」っていうお客様の多くは、ガラスの持つ<傷に強い>という性質よりも「見え方」を優先しているように思えます。
各レンズメーカーがガラスレンズから手を引いていく中、見る事にシビアなお客様にとって、「CRYSTAL」のようなガラス製偏光レンズで勝負するブランドはめちゃくちゃ貴重な存在なのです!
●ガラス製ってだけじゃない!
CRYSTALのガラス偏光レンズは、ブランドマネージャーEdwardさんのお父さんが経営されている台湾のレンズ工場で製造されています。(主に海外のスポーツサングラスにOEMでレンズを供給している)
デモンストレーションで、ミラーコーティングされたレンズの上にハサミを走らせます。
比較するために用意されたポリカーボネートレンズは予想通りの結果で、CRYSTALのガラス偏光レンズには傷が付きません。
ミラーコーティングがレンズ表面ではなく内側に施され、硬くて傷が付きにくいガラス素材をレンズ表面にセッティング。(あとで調べたら今までも存在した技術みたい)
それよりも僕がとても驚いた技術が「COLOR ENHANCING TECH」というもので、色をしっかりと表現し裸眼よりも鮮明に見える技術。
スポーツグラスにはコントラストを上げる技術は結構使われてますが、CRYSTALのはちょっと違っていて、色味の変化が少ないはずのグレーカラーなのに、赤や緑が鮮やかに見える!
例えるなら、テレビの4KとかHDRの映像を見ている様な感覚になります。
ガラスレンズの持つ透明度が高く、歪が少ない性質に加えて、コントラスト機能もあるって単純に凄いな。
残念ながら「COLOR ENHANCING TECH」はミラーレンズタイプにしか対応していないようです。
UVカット機能は、紫外線に加えてエネルギーの強い425nmまでをカットするグレードの高い「UV425 PROTECTION」を備えています。
反射を抑えるチカラは「偏光度99.5%」と完璧!!
●日本のブランド?って勘違いしそうなフレームデザイン
CRYSTALのフレームには注目すべき点がいくつかあります。
レンズを装着するフロントには「TR90」という樹脂素材を使用し、耳に掛かるテンプルには「アセテート」という繊維素材を使用しています。
レンズ側にアセテートではなくTR90を使用する理由としては、軽量で変形しにくい樹脂素材の特徴を生かし、偏光レンズへの負担の軽減や、掛けた時の重さが前方に集中しないようにする為です。
アセテートは熱に弱く膨張したり縮む事があるため、偏光レンズへ負荷が掛かれば、偏光性能を発揮する事ができなくなります。
反対にテンプルへTR90を使用しない理由としては、お顔に合わせた際に、耳の位置や頭の形にあわせて調整が出来るようにする為です。
フレーム全ての素材をTR90で構成した方が安価で仕上げられますが、性能を引き立てる目的であったり、掛け心地の良さを追及して素材を変えているところが、日本の製品に相通ずるものがあって共感させられます。
ノーズパッドもしっかり高さがあって、多くの方にフィットすると思います。
●日本由来のモデル名が親日感があって嬉しい♪
「KIMURA」「YOI!」というモデル名についてEdwardさんに伺ったところ、台湾ではカッコイイ男性のイメージが『木村拓哉さん』らしいです。
「YOI!」については日本語の『良い』からきているみたい。
結果的にネーミングが気に入ってこの2モデルをセレクトしたわけですが、デザインも「KIMURA」はボリューム感のあるウェリントン型、「YOI!」は個性的なクラウンパント型で、どちらのモデルも凄くイケてます!!
「KIMURA」¥31.900(ミラー) ¥29.700(スモーク)
「YOI!」¥31.900(ミラー) ¥29.700(スモーク)
ちなみに皆さんが1番気にしてる重量ですが、「KIMURA」が39g、「YOI!」が33gとなってます。
僕がスポーツグラスとして愛用するXAZTLANのCHEROKEEと実はあまり変わらないのにビックリしました!
将来的に正規輸入代理店ができれば、供給やアフターが安定すると思います。
それまでは日本でも限られたお店でしか手に入りませんので、是非、店頭でお試し頂き「CRYSTAL」のガラス偏光サングラスの素晴らしい性能を体験してみて下さい!
オードビー大阪 難波
<thanks >
@crystalrgb425
@chosehow
@soeyewear
@optic_smith
@louis.tsang
@d.katori
@boot_eye